60冊盗難のミステリー。
北九州の公立の図書館で
地元出身のミステリ作家の松本清張全集の66冊のうち62冊が盗難にあったそうだ。
盗難が発覚する前の日にの閉館時には全集はあったようだ。
一度に50冊以上が盗まれたというのだ。
どうやって館外に持ち出したのか?
この全集は箱入りでハードカバーでうちにもある。
本体は黄土色の本である。
1冊1冊がかなり重い。60冊だと40kgになるらしい。
廃棄の本などでなければ古書店は引き取らないはずだ。
熱狂的なファンの仕業か? 金目的であろうか?
複数回にわけて盗まれたようで
のこった6冊のうち5冊もいつのまにか盗まれてしまった。
最終巻のみが残されていた。これも謎のひとつである。
古書で稀覯本というわけでもないし、文庫本でも作品は読める。
どうやって盗難防止のゲートを通り抜けたのか?
防犯カメラはないのか。
いろいろ謎がある事件である。
公共財であるから、すみやかに返すべきだろう。